出会い系体験談【既婚・麻衣ちゃんとのやりとり~愛し合い】

出会い系サイトってどんな出会いになるんだろう。

本当に会える?恋ってできるの?

出会い系サイトの体験談があったら読んでみたい…

このブログに自分自身の体験談をいくつか置いたので読んでみてください。

ワクワクメール歴は14年です。ときどき恋の機会をもらってきました。

この記事では、麻衣ちゃん(既婚女性)との出会い、恋愛模様を綴っています。

やりとり

確か11月の日曜日だった。週末の午前中にヒマを持て余してワクワクメールを見ていた。

麻衣ちゃんは、ワクワクメールに「ゆり」という名前で登録していた。

女性、30代前半、埼玉、既婚。

プロフィールはそれ以外何も書かれてなかったし、顔写真も載せていなかった。

 

その頃、僕は既婚女性との出会いにすごく関心があった。

大都会で孤独に生活している独身男と、家庭の中で孤独感に苛まれる彼女たち。

前回の恋で知ってしまった、心に空いた穴の位置が重なるような感じ。

 

彼女にメッセージを送ると、すぐに返事が返ってきた。

そのままテンポよくメッセージのやりとりが続いて、午前中のうちにカカオトークを交換した。

彼女はアクセサリーを手作りするのが好きだった。あと、編み物もするみたいだった。

僕も手作りの物が好きなので、彼女の趣味には素直に惹かれるところがあった。

出会い

それから毎日、互いのタイミングでカカオトークのやりとりを続けた。

麻衣ちゃんは埼玉の北部に住んでいて、子供がいるみたいだった。

話題は生活のことにも及び、旦那さんと別居していることもわかった。

 

2週間くらいのやりとりのあと僕は彼女を誘った。話も合うし、会ってみたかった。

「東京に来れるときありますか?新宿御苑で散歩でもしよう。」

「子供を預けなきゃならないから、調整してみる。」

 

そして、11月下旬の週末に、僕と麻衣ちゃんは新宿駅で落ち合った。

デート

その待ち合わせで、僕は初めて麻衣ちゃんの顔を知った。

麻衣ちゃんはちょっとふっくらした可愛らしい人だった。嬉しかった。

カカオトークで毎日やりとりをしていたせいか、僕らは会うなりすぐに打ち解けた。

新宿御苑の木々の間を散歩しながら、彼女はずっと話しつづけていた。

すごく楽しそうだった。

手をつなぐのも自然だった。

 

落ち葉だらけの芝生の上に腰を下ろしても、まだまだ話が止まらなかった。

家庭のこと、出身地のこと、学生時代のこと、恋愛のこと…

手作りのアクセサリーの話になって、麻衣ちゃんは持ってきた自作アクセサリーを芝生の上に広げた。

イヤリングやブローチ、ネックレス。きっと上手に作れたものを選んで持ってきてくれたのだと思う。

そういう彼女がすごく愛おしく思えてきて、僕は身を乗り出して彼女の口にキスをした。

 

唇が離れたとたん、彼女は間髪を入れずにしゃべり出した。

アクセサリーひとつひとつについての説明を、息つく間もないくらいに一気にしゃべり尽くすと、一息ついて

「びっくりした…」

と言った。

僕はつづけた。

「麻衣ちゃん、二人きりになりたい。ホテル行こう。」

「うん。」

 

こんな風に出会ったばかりの女の人を誘うなんて初めてだった。

自分にこんな度胸があったなんて。

でも全然恥ずかしくなかったのは、もう麻衣ちゃんの気持ちがわかっていたからかもしれない。

 

僕らは新宿御苑を出て、昼下がりの新宿を歌舞伎町まで手をつないで歩いた。

ラブホテルに入って、休憩の時間いっぱい愛し合った。

僕と麻衣ちゃんが会うのはひと月に1度くらい、彼女の住む埼玉から出てきやすい上野だった。

上野公園の近辺でランチを食べて、散歩がてら湯島のラブホテルに行く。

そしてサービスタイムのあいだ中、ひと月分の愛欲を満たし合った。

疲れたらおしゃべりをして、気づけばまた一つになって。

ベッドの上で一緒に過ごす時間が、なんでこんなに楽しいんだろう。

 

麻衣ちゃんは姉妹の姉で、面倒見が良くて優しい性格だった。

ときどき、ちょっとした手料理をお弁当箱に詰めて持ってきてくれた。

誕生日には手編みの靴下をくれた。

僕は麻衣ちゃんのことが大好きになった。

麻衣ちゃんも僕のことが好きなのだろう。彼女は避妊のいらない日に会う都合をつけているみたいだった。

麻衣ちゃんを抱いて、ひとしきり快感を繰り返したあと「いっていい?」と聞くと、「中で出して。」と言った。

どうしようか。

でも彼女の想いに応えたい気持ちが勝って、僕は彼女の体温を感じながら中出しして果てた。

麻衣ちゃんは嬉しそうだった。

 

結局、生理前に会うようになって、僕らは中出しで愛し合うのが当たり前になった。

「もし、結婚したらさ…」

行為のあと、抱き合いながらそんな話もするようになった。

事実、僕は、彼女と結婚しても全然構わないという気持ちだった。

抱いているときも、そういう果て方をしていた。

麻衣ちゃんもそれを望んでいた。

その後

会う頻度がだんだん減っていったのは、麻衣ちゃんが埼玉の地元で仕事を始めてから。

出産して、子育てに入り、彼女は数年を家庭の箱の中で過ごしてきた。

だから、久しぶりの外界が楽しかったのだろうと思う。

「あたし、働くの久しぶりなの。大丈夫かな?」

麻衣ちゃんは愛想がいいし、何をやったって大丈夫。

 

麻衣ちゃんとはすっかり連絡も取らなくなって、僕はまたワクワクメールを見るようになった。

寂しい気持ちを、別の恋で塗りつぶさなければならない。

タイトルとURLをコピーしました